120周年記念サイト

「地域と共に」創立120周年

-これからも地域社会に貢献-

弊社は、明治30年創業者勝井森太郎氏以来、常に地域の発展を願いながら、平成29年に創立120周年を迎えます。 これも偏に、ご愛顧賜りました岩見沢市はもとより、北海道および空知のお客様のご厚情の賜物と心より感謝申し上げます。

森太郎氏は新潟県出雲崎町から北海道に渡り、岩見沢で明治30年、土木・建築請負業「勝井組」を設立、昭和23年2代目社長、勝井勝太郎氏は、更なる飛躍をめざし勝井建設工業株式会社に商号変更し、北海道空知管内で最古の総合建設業として岩見沢市の老舗企業であります。
昭和55年、経営基盤の確立と技術の強化向上を図り北海道中央バスのグループ企業となり今日に至っています。

創業以来、弊社は岩見沢市発注工事をはじめ建築・土木・リニューアル工事において官民発注を問わず、数多くの工事をご下命頂き実績を作って参りました。
この「地域と共に」をスローガンに長年歩んできた技術の蓄積が、今日の弊社を築いていると言っても過言では有りません。

創立120周年の大きな節目を迎えるにあたり、建設業を取り巻く環境は日々厳しさを増しておりますが、誠実さと技術力で魅力ある企業づくりを進め、より一層信頼される企業、社員にとっても働き甲斐のある企業を目指し、地域社会に貢献できるよう役職員一同向上心を持って研鑽を積んで参ります。
引き続きこれまでと変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 石井 善昭


勝井建設工業 120年の軌跡

1897~1947 創業

鉄道敷設工事で繁盛

当社のルーツは、1897(明治30)年4月に創業者勝井森太郎が岩見沢で設立した土木・建築請負業「勝井組」。空知地方はもちろん全道でも五指に入る「のれん」の古さを誇る建設業界の老舗です。

大正末期から昭和1ケタ台といえば、本道開発の草分け時代。国鉄が道内各地に線路を延ばしていたころで、鉄道敷設工事を主体に土建業を営んでいた森太郎は、特殊な鉄道敷設用機械の特許をとり、全道を股にかけて鉄道敷設工事を請け負い、繁盛しました。

1948~1956 会社組織化、「勝井建設工業」に

戦後復興の波に乗り、事業拡大

終戦後の1948(昭和23)年8月16日、会社組織に切り替え、社名を現在の勝井建設工業株式会社に、社長には勝井勝太郎が就任しました。戦後復興の波に乗って建築を主体に土木、管工事に手を伸ばし、地元岩見沢市役所をはじめ、国鉄施設局、道庁、防衛庁関係の工事を手広く請け負いました。

岩見沢市10条東1丁目にあった旧本社社屋
岩見沢市10条東1丁目にあった旧本社社屋

1957~1980 中央バスグループへ

経営不振からの立て直し

1957(昭和32)年に勝井勝太郎の長男、勝井勤が3代目社長に就任。戦後しばらくは不況知らずだった土建業界も、昭和40年代後半に入ると日本列島改造論がやがて鳴りをひそめ、それにオイルショックの追い打ちもあって景気が急激に後退、やがて深刻な不況時代を迎え、会社の業績は次第に悪化していきました。しかも悪いことに社長である勤が病気で入院、退院後も静養が必要という不運が重なって当社は経営不振に。後継者不在のため「のれん」を下ろさざるを得ない事態となりましたが、当時、滝川を拠点に総合建設業を営んでいた中央バスグループの株式会社泰進建設が岩見沢に支店を設置する計画があり、また、中央バスの中島秀雄社長(当時・のち会長、最高顧問)が勤と知り合いであったことから、泰進建設に援助を要請。1980(昭和55)年8月に中央バスおよび泰進建設の傘下に入りました。

旧本社事務所
旧本社事務所

1981~1990 組織充実と受注市場の拡大

完工高が年々拡大

中央バスグループ入り後に派遣された役職員、それに旧会社から引き継がれた社員たちは一丸となり、忍耐と努力で厳しい環境によく耐え、会社の建て直しに努めました。この間、社長は勝井勤から菊地忠吉そして渋川勝石へと交代しましたが、まだまだ安定企業というには程遠いものでした。 1988(昭和63)年4月、後藤藤夫が社長に就任。“新生勝井建設”として新しいスタートを切りました。同年10月には社屋を現在の岩見沢市岡山工業団地内に新築移転。積極的に組織充実と受注市場の拡大を図り、思い切った事業展開に踏み切り、完工高は年々拡大していきました。

1991~2017 地域とともに

マンション大規模改修に活路

90年代のバブル経済崩壊による民間設備投資が激減し、また、1998年(平成10年)をピークに北海道開発予算の減少が続くなど、道内建設業界は厳しい状況下に置かれています。当社も1991年(平成3年)をピークに完工高が減少、厳しい経営を余儀なくされてきましたが、近年はマンション大規模改修における「外断熱工法」に活路を見いだし、受注を増やしてきております。

これからも、時代の変化に対応した新しい技術の「開発と研究」に挑戦し、お客さまの期待と信頼、地域社会の要請に応えてまいります。

カルム円山大規模修繕工事(外断熱工法を採用
カルム円山大規模修繕工事(外断熱工法を採用)

トピックス

岩見沢市へ寄付をしました

当社は2017年(平成29年)4月に創立120周年を迎えます。 その記念事業の一環として、日頃の地域社会への感謝を示すため、地元岩見沢市へ寄付を行いました。

2月23日、岩見沢市役所で寄付金贈呈式を行い、石井社長から松野哲市長へ「120周年」にちなみ120万円をお渡ししました。

松野市長(右)へ目録を渡す石井社長
松野市長(右)へ目録を渡す石井社長